森林組合の総会開かれる

 いわき市森林組合(田子英司組合長)の第51回通常総代会が3月10日、鹿島町のパレスいわやで開かれ、持続可能な森林経営の確立を目指すことなどを申し合わせた。
 田子組合長が「森林の放置が課題。各種施策の前提となる、森林境界の明確化を重要事項として取り組みたい」とあいさつ。林業コンクールの表彰や事業報告などが行われた。
 来年度事業では、①持続可能な森林経営の確立②国産材の利用拡大③定住・通勤・交流できる山村社会の実現―などを目指していくことを決めた。
 このうち、令和元年度から実施している所有森林の境界明確化事業は、三和町と川前町の計150ヘクタールで実施。所有者の世代交代などで不明確化が進行する中、森林・林業アドバイザーと連携し取り組んでいく。
 コンクール入賞者は次の通り(敬称略)。
 【市長賞】〈造林〉菜花真人(大久)〈間伐〉草野孝己(三和)
 【県いわき農林事務所長賞】〈造林〉荻野誠(三和)〈間伐〉平山佳一(同)
 【市森林組合長賞】〈造林〉新妻一男(大久)〈間伐〉熊谷研二(三和)

賞状を受け取るコンクール入賞者