特集 | インバウンド事情 いわき 対策どうする?
インバウンド(inbound)とは、英語本来の意味としては、「内向き、内側に入る」などで使われる単語。日本国内では、外国人観光客が日本国内を訪れる「訪日外国人旅行」という意味合いで使用されることが多い。「焦眉の急」とも言える事案の一つの「インバウンド」について、いわきでは「行政、民間ともに遅れている」との指摘がある。本市の外国人観光客現況について取材した。
連載 | いわきを辿る! 旧常磐市=炭鉱の衰退編(中)
相次いで閉鎖、閉山へ
120年の歴史に幕を下ろす
「黒いダイヤ」と言われ、24時間、不夜城のごとき採掘体制で隆盛を誇った本市の石炭産業。採炭法の近代化や、鉄道輸送の充実など、上り調子にあった昭和20年代までの旧常磐市の様子は、8月号に記した。
しかし、石炭産業の隆盛は長くは続かず、政府によって、昭和30(1955)年に、「石炭鑛業合理化臨時措置法」が公布。事業の合理化と、不採算の小規模鉱山の相次ぐ閉鎖が始まった。
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