特集 | 癒やし、してますか?
ケガや傷など、肉体的な損傷の「治癒」という意味で使われていた「癒やし」。2000年代に入ると、精神的な分野、疲労やストレスからの解放といった意味合いでも使用され、言葉の解釈と範囲が広がっていった。ともすると乱用されているようにも見えるが、その歴史や科学的な考察などをまとめてみた。
連載 | いわきを辿る! 旧常磐市=温泉の町編(下)①
採炭でたびたび枯渇
源湯数、明治期には210カ所もす
「石炭は有限、温泉は無限」
湯本温泉関係者が先輩たちから何度も聞かされたという言葉。採炭が温泉に大きな影響を与えてきた歴史が、背後に横たわる。
湯本温泉の歴史は古く、平安時代の『延喜式神名帳』などにその存在を見いだすことができ、日本三古泉の1つに数えられることも。
非火山性の「化石海水型」で、美人泉質と呼ばれる「硫黄泉」が特徴。詩人の野口雨情が居を構え、画家の竹久夢二が訪れるなど、文化人から愛されたことでも知られる。
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