人の知恵、あるようで…
利器類、必要以外は覚える気がない。正直言うと大の苦手なのだ、昔から。社会構造が急変してパソコン、スマホ利用は当たり前の時代。とはいえ、アンチ派としては「適当な機械」と、両断。負け惜しみも多分だが、最近は悪用のケースもヒートアップ。困ったことだと独り言ちる。
生活の中にすっかり溶け込んでいる一連の現代利器、利便性は理解できる。仕事柄、よちよち歩きながら使っている。しかし、向上心に関しては「緒についたまま」程度。周囲には再3、再4以上に迷惑をかけている。
好きになれない点はもう1つある。用語類のカタカナ仕様だ。あまりにも多すぎる。それらの意味をいちいち調べているうち、頭(脳)全体が“カオス(混沌)状態”になってしまう。
これらの利器は「市民権」を得てすでに生活から切り離せないが、車内、店内などで夢中になっている人たちの姿を眼前に見ると、一種の“寂寥感”もじんわり。加えて、悪用三昧による警報も追い打ち。人の知恵、あるようでないのかもしれない。
用途はパソコンで原稿を、スマホは電話利用が主。孫たちにせがまれラインを開いたところ、次々に近況、成長具合の写真・動画も乱入?。頭が痛い。さて、今年も間もなく終わり。平穏な年をと願いつつ、新年も人を中心としたソフトな誌面作りに努めます。宜しくお願い申し上げます。よいお年を。(編集長)