中之作にゲストハウス「エノト」オープン        

中之作にゲストハウス「エノト」オープン        

 中之作地内に、古い空き家を改修したゲストハウス「enoto(エノト)泊まれる港の公民館」が開所した。
 東日本大震災で被災した中之作の街並みを残そうと活動する、NPO法人中之作プロジェクトの取り組みの一環。レンタル古民家「清航館」などに続く、空き家再生の第4弾。
 施設は2階建て。2人部屋が3つ、男女別トイレと風呂が2つずつあり、共用キッチンを備える。1階には宿泊者以外も使えるフリースペースを設けているほか、自由に利用できる本やレコードセットもある。1棟貸しも可能。
 施設名は、地名の「榎戸(えのきど)」や「江の音」から採用した。同NPOの活動などに刺激を受けて神奈川県から中之作に移住した、元経済産業省官僚の谷口太郎さん(31)が「館長」として管理している。
 7月にオープンし、すでに宿泊利用者が訪れているほか、会合などの場所となる「公民館」としても機能。
 ゲストハウスの宿泊料は、1人1泊で6,000円。中之作と折戸の住民は半額。フリースペースの営業時間は午前10時から午後3時までで、不定休。
 予約などは、HP(https://enoto-iwaki.studio.site/)まで。

開所したエノトと館長の谷口さん