
“内緒の話” は要注意?
「内緒の話ですよ」。こんな “秘密” めいた話を、時折耳にする。ふんふんと聞くが、夕方にはその内容は誰もが知る。人の口に戸は立てられないのは今も変わらずだが、中身は別に、とかく情報のスピードは速く、かつ錯綜。真贋もまったくつかみづらい社会になった。
例えば、友人や知人たちとの茶飲み話。堅苦しい話より、他愛のない話の方が弾む。誰も同じだろう。だが、こんな四方山話の中から出た情報が極解されて “拡散” する。となると、トラブルの種から芽が飛び出し、仲が気まずくなってしまうこともある。経験者は多いはず。
まして近ごろは、偽的情報が氾濫。中でもスマホやパソコンを利用したそれらは人を貶め、傷つけること果てない。メディアからは関連の事犯などが連日のように出て、世間をにぎわせている。あきれる。
人が社会生活するうえで最も大事なものの1つは、いい情報の見極め。常に手ぐすねを引き、牙を研いでいる者も多いからだ。そのためには、普段からの姿勢も大事。気の置けない仲間たちと、うかつに冗談も言えないご時世では情けない。
個人問題からは離れるが、国は「知能、知性、諜報」などの意味を持つインテリジェンス法案に走る。米国のFBI(連邦捜査局)やCIA(中央情報局)に似た組織、国家情報局の設置案だ。いまさらながらの情報管理。遅きに失している。(編集長)