「いわき勿来でコンバンワ 見せた~い~物は~イヤ~ヤ~ヤ~」
毎週金曜の夜、明かりが漏れる倉庫の中から聞こえてくるのは、にぎやかなおはやし。老若男女が40人以上集い、会場は和気あいあいとした雰囲気に包まれる。〝楽しさ〟が輪の中心にあり、全員が自発的な参加だ。
ここは、勿来町酒井地内にある荒川材木店の倉庫内。8月8日に勿来三小で開かれる「出乃蔵盆踊り」に向け、参加者たちの練習には熱が入る。
同盆踊りは昨夏、同校では約80年ぶりに復活開催された。時代とともに失われた風物詩をよみがえらせ、さまざまな世代に楽しんでもらおうと、地元の若手有志でつくる出乃蔵実行委員会(荒川敦郎実行委員長)が企画。今年はより磨き上げて実施する。
「おはやし部隊」は実行委メンバーだけでなく、指導役となる70代の経験者「レジェンド」、地域の担い手となる子どもたちも加わり、3世代にわたるのが特徴。泉など他地域からの参加者もおり、練習会そのものが地域交流を担う。
練習は昨年も盆踊りに向けて行われたが、その後も継続していこうと、少ない時でも月に1度は実施されてきた。 部隊は今年4月には、他地域のイベントにも参加。8月1日には、地元の復興公営住宅の夏祭りでも踊る。活動は拡大の一途。
隊長の瀬谷和義さん(45)は「おはやしは3世代が好きで集まっている場。自分たちが楽しむことで、参加したいと思ってもらい、さらにメンバーが増えたらうれしい」と話す。
当日は午後1時に開場、20店舗を超えるキッチンカーや出店が並ぶほか、遊具エリアやサブステージが会場を彩る。盆踊りは午後六時半から。
詳細は、実行委のインスタグラム(QRコード)から。

