短大、国際大の節目、記念式典・講演会開催。孔子祭も実施

短大、国際大の節目、記念式典・講演会開催。孔子祭も実施

 学校法人昌平黌(緑川浩司理事長)が運営する、いわき短期大学の創立60周年、東日本国際大学の創立30周年を祝う「記念式典・記念講演会」は6月25日、いわき芸術文化交流館アリオスで開催された。
 国内外のコンクールで上位入賞を果たしてきた、ピアニストで同短大教授の長瀬賢弘さんによる記念演奏で華やかに幕開け。
 緑川理事長は式辞で、「教育の源流は江戸時代、昌平坂学問所にさかのぼり、300年にわたる歴史と精神がここいわきにも受け継がれている。地域の皆様、卒業生と保護者の皆様に改めて感謝し、新しい歴史を学生たちと築いていきたい」と決意を表明。
 永年勤続表彰に続き、孔子第79代嫡孫の孔垂長さんが「世界が多くの課題に直面する中、昌平黌が掲げる人間力の育成は、まさに現代的なニーズにこたえている。孔子の教えが教育の道しるべになることを願う」とあいさつした。
記念講演会では、国文学者の中西進さんが「引き算の美学―日本文化について」、東北大学大学院文学研究科の片岡龍教授が「分断の時代に求められる美の思想」と題して講演。式後には、いわきワシントンホテルで記念祝賀会も開かれた。
 この日は式典に先立ち、儒学の始祖、孔子の教えを尊ぶ「大成至聖先師孔子祭」が、東日本国際大学1一号館「大成殿」で拳行された。
 孔子の教えを「建学の精神」としている同法人の最重要祭典。1989(平成元)年6月に孔子を祀(まつ)る大成殿を建立後、毎年実施しており、今年で38回目。
 緑川理事長や孔垂長さんらが玉串を捧(ささ)げ、人間力の育成に尽力することなどを誓った。
 孔子祭や式典などを通じ、延べ約2,000人が参加した。

いわき短期大の60周年、東日本国際大の30周年を祝った記念式典
「人間力の育成」への尽力を誓った孔子祭