東日本国際大学附属昌平高校の野球部がこの夏、球史に新たな歴史を刻んだ。第108回全国高校野球選手権福島大会で優勝し、2000(平成12)年の創部後初めて「夏の甲子園」に出場、2勝を挙げて16強入りを果たした。
東日大昌平は福島大会を第4シードで勝ち上がり、準決勝は大会4連覇中の絶対王者・聖光学院を3対2で撃破。続く決勝では学法石川に10対7で勝利し、初の栄光を掴(つか)んだ。浜通り勢の優勝は1995年の磐城以来、31年ぶりの快挙。
夏の甲子園開幕前の7月29日には、同大で壮行会が開かれた。生徒や地域住民らが見守る中、江井康胤(えねいやすたね)監督(55)が「一体感の優勝だった。笑顔を届けられるよう戦ってきます」、峯大珠主将(3年)が「一戦必勝で戦ってきます」と、活躍を誓った。
東日大昌平は8月8日に行われた1回戦、白樺学園(北北海道)を2対1で下し、初出場で初勝利。続く同13日には強豪・青森山田(青森)に6対2で快勝し、16強入りを決めた。同16日の3回戦では、有明(熊本)に逆転を許して1対4で敗れた。
8強入りは逃したものの、随所に光るプレーを見せた東日大昌平。主戦としてチームを支えた泉中出身の照沼佑祟(ゆたか)選手(3年)は、最速148キロの速球と変化球を武器に福島大会から躍動し、聖地でも安定感のある投球を披露。2回戦までの2試合で完投、3試合で計349球を投げ抜いた。
率いた江井監督は就任3年目で、東北福祉大時代には強打の内野手として成績を残し、日本代表も経験。社会人野球でも活躍した。部員数は89人(うち女子1人)。


