
いわき市石炭・化石館(通称・ほるる)は昭和59年のオープン以来、常磐炭礦の歴史と、市内で発見されたフタバスズキリュウやアンモナイトの化石の展示で市民や多くの観光客に親しまれてきた。
同館のエントランスロビーに展示されている、骨格全体を再現したスズキリュウのレプリカは圧巻の迫力で、訪れた人の視線を釘(くぎ)付けにしている。
見学コースを進み、エレベーターに乗ると、まるで実際の坑道に降りていくような演出が面白い。その先の炭鉱の坑道を再現した展示で、リアルな人形が半裸で作業を行う様子は、まるで当時にタイムスリップしたかのよう。
日本三大古泉の一つとして知られる常磐湯本温泉の温泉旅館と、湯の岳と並ぶ同地区の代表的な観光スポットとして、風景印に刻まれている。

入館料は一般660円、大高中生440円、小学生330円。電話42―3155。
風景印とは、各郵便局が使用する図柄入りの特殊な消印。名所、旧跡、特産品などが図案化され、窓口で依頼すると通常の消印の代わりに押印してもらえる。収集のための記念押印にも、切手やハガキなどを使用するため、最低63円の料金が必要。
常磐郵便局=いわき市常磐湯本町吹谷91の1
0246-42-2851