心を照らす幻想的な光

 暗闇で輝く光が描くのは、幻想的な情景。年末年始にかけ、いわき市内各地でイルミネーションが点灯され、目にする人たちの心を照らしている。
 このうち、JRいわき駅前の30m通りでは、イルミネーション事業「イルミエールいわき」が展開中。30本ほどの街路樹に取り付けられた計約6万球のLEDが、華やかな空間を演出している。
 実施しているのは、いわき青年会議所(中根雄一郎理事長)。これまでは、震災復興を願って「ひかりの桜まつり」と題して開催していたが、震災から10年の節目を迎えて終了。今回から、にぎわい創出を目的に“再出発”し、名称にエール(応援)の思いを込めた。
 電飾は金と白の二色で、格別の豪華さ。道行く人たちは時折足を止め、スマートフォンで撮影したり、うっとりと見入ったりしていた。点灯時間は午後5~11時、期間は来年1月10日まで。

JRいわき駅前を照らしている「イルミエールいわき」