いわしん「出生体重預金すこやか」を7月1日開始
出生体重預金すこやかの説明を行う本多理事長

 いわき信用組合(本多洋八理事長)は6月23日、同信組本部で、「いわしん出生体重預金すこやか」を7月1日から開始すると発表した。対象者は生後6カ月以内の子がいる両親のいずれかで、事前予約にも対応する。

 同預金は、生まれた子どもの出生日時や、体重、身長などを、利用者が自由に入力できる送金者名と振込金額を使って通帳記録を記念に残す。SNSなどで話題となった手法だが、ATMを連続して操作する必要があることや、入力間違いなど、手続きが煩雑になることが問題点として指摘されていた。

手数料無料、契約者に図書カードなど特典も

 同信組は、こうした手続きを申し込みと必要な預入金のみで対応。通常であれば振り込みにかかる手数料なども無料で利用でき、申込者全員に、本契約時に図書カード1000円分を贈呈。加えて、事前予約者には、子ども用のおもちゃを贈る。

 自身も8月に出産を控え、商品開発にも携わった本店業務推進部、大﨑江里子さん(27)は、「生まれたら自分もぜひ利用したい。おもちゃは歯がため用のものか、ライオンのガラガラから選んでいただけます」と、説明。

 本多理事長は、「お子様の健やかな成長を願う、お父様、お母様の親心に寄り添いたいとの思いから開発した」と、語っていた。

 同信組は2020年から、子育てに関するさまざまな金融商品を提供する「いわしん子育て応援団」を展開。今回のすこやかと合わせて新たに、「シングルマザー応援ローン」を企画し、市内の子育て世帯を支援していく。