幼い頃食べた母の味再現 おのづか食品が大人のエビフライ企画開発
 開発中のエビフライを手に小野塚社長=右と村田和美専務

 「企業ひと技応援ファンド」の今年度第1弾として、常磐上湯長谷町のおのづか食品が「大人のエビフライ」企画、開発の支援を募っている。

 同ファンドを運営するのは市、いわき商工会議所、いわき産学官ネットワーク協会、いわき信用組合の4者。市内の地域経済を支援し、事業承継や創業を促進するクラウドファンディングで、返礼品などを用意し、市内外から幅広く金融支援を受ける。

 同社はホテル・旅館向けの業務用商品納入が主な事業。震災、コロナ禍で取り引き先や売り上げに大きな影響が出たことから、新しく一般消費者向けに提供する商品の開発、ネット販売などの販路拡大のため、ファンドの支援を得る。

 今回の企画は、大ぶりなブラックタイガーエビを芯材に、国産の豚肉を巻いて衣を付け、揚げているのが特徴。限りなく衣を薄く、素材の味を楽しめるように商品開発し、大人が楽しめる味わいを目指す。

 同社の小野塚大社長は、「幼い頃母が作ってくれた、肉巻きエビフライを再現して、お客様に提供したい」と、ファンドへの協力を呼びかけている。

 返礼品3000円からの各種コースを設け、開発したエビフライなどが価格に応じて複数本届けられる。

 募集する目標金額は50万円。募集期限は12月31日まで。

 詳しくはFAAVO磐城国参照。

開発中の商品イメージ