平字中町、小野美術で、画壇の仙人と言われた「熊谷守一展」が開催中。独特な世界観を持つ貴重な肉筆画と、生前版の版画(直筆サイン入り)、書など貴重な作品を展示。同店初となる熊谷守一の企画展は、3月14日まで。
会期■令和5年3月2日(木)~3月14日(火)
午前10時~午後6時(最終日は午後5時閉場)
小野美術ホームページの紹介文から
熊谷守一は、明るい色彩とはっきりしたかたちを特徴とする作風で広く知られています。特に、花や虫、鳥など身近な生きものを描く晩年の作品は、世代を超えて多くの人に愛されています。彼の生き方も、誰もが憧れる自由で真っ直ぐなもので、それが一番現れているのが「これ以上ひとが来るようになっては困る」という言葉で文化勲章者の内定も辞退したことではないでしょうか。
今回、生前版の木版画やシルクスクリーン、リトグラフを中心に、新作の復刻版画を含めた作品群での展示会のご紹介です。97歳まで描き続けた、単純な線と色で対象物を内面まで描き切った「画壇の仙人」の世界をご紹介できれば幸いです。