CF支援で田人の古民家カフェに宿泊できる部屋を
HITO-TABIの前で、一凜の花代表紺野さん

 「企業ひと技応援ファンド」で、田人町で古民家カフェを運営する「一凛の花」が「山あいの古民家カフェにあったかいゲストハウスをつくりたい」と題したプロジェクトを起案、支援を募っている。

 同ファンドを運営するのは市、いわき商工会議所、いわき産学官ネットワーク協会、いわき信用組合の4者。市内の地域経済を支援し、事業承継や創業を促進するクラウドファンディング(CF)で、返礼品などを用意し、市内外から幅広く金融支援を受ける。

 同CFのプラットフォーム「磐城国」は、いわき信用組合が管理運営しており、企業ひと技応援ファンド以外にもさまざまなプロジェクトを実施、成功させている。

 「一凛の花」の代表を務める紺野琴水さんは、同地区の地域おこし協力隊として、2020年11月にいわき市に移住。古民家カフェ「HITO-TABI」を運営してきた。協力隊を卒業した今年3月以降も、カフェの営業を続け、定住することが決まっている。

 今回のCF支援を生かし、カフェは継続営業した上で、追加で宿泊可能な部屋、日なたぼっこや、星景観察が可能なウッドデッキを改装、整備する。工事はすでに始まっており、7月中に完成、8月のオープンを目指す。

 今野さんはCF支援に関して、「田人町に恩返ししたい。長く継続して、市内外から多くの人を呼び込みたい」と、意気込みを語っていた。

 募集する目標金額は100万円。募集期限は7月8日まで。 詳しくは磐城国の同プロジェクトページ(https://camp-fire.jp/projects/view/654673?list=channel_iwakinokuni)参照。

※同プロジェクトは目標達成いたしました。皆様のご支援に感謝いたします。

カフェ内では地元産野菜などの販売も行っている