震災復興を目指し 海の俳句全国大会

 海にまつわる俳句を募る「いわき海の俳句全国大会」が8月27日、アクアマリンふくしまで開かれ、中野はつえさん(兵庫県)の「波止場まで行くに日傘のほか持たず」が大賞に選ばれた。
 東日本大震災からの復興などを目的に、実行委員会が4年ぶりに開催し8回目。
海に関する句と自由句が募集され、県俳句連盟会長の江井芳朗さんらが選者を担当。遠くは北海道や沖縄県など全国各地から1244の投句があり、大会席上で各賞の発表と表彰が行われた。
 また、これに先立ち、「いわきで俳句を詠むこと」と題したシンポジウムも実施された。いわき市関係の入賞者は次の通り。
 【海に関する俳句】〈特選〉吉田忠正「塩垢離(しおごり)の神輿磯波のただなかに」(江井芳朗選)

表彰状を受け取る入賞者(左)