
日本は「幸福途上国」?
人が幸せを感じるのはどんな時か。自分が描いていた生活が得られている、社会的な地位の達成などなど、幸福要因は様々だろう。国連サイド調査の「世界幸福度ランキング」。日本は中位層とか。際どい順位だが、昨今の社会事情を勘案すれば意外や“幸福途上国”なのかもしれない。
国連の関係団体が世界の147カ国・地域を対象に、「幸福度」を調査、発表した2025年版ランキング。調査項目の大筋は社会、医療、教育といったところで、それぞれ約1,000人から生活の満足度を聞くなどしてデータをまとめた。
ベスト3は、フィンランド、デンマーク、アイスランドの北欧勢。英米独国などは上位の20位台だが、日本は前年から4つ下がり55位。先進7カ国(G7)中、最低。下落は2年連続で、順位低下に歯止めがかかっていない。最下位はアフガニスタン。
我が国の順位には思わず苦笑したが、幸福の定義は個々の価値観に依るものだ。瞬間・刹那的なものもあれば、永続的な財を挙げる人もいるかもしれない。だが、誰もが願う幸福度アップのための最良策は、「健康」以外はないと思えるのだが。どうだろう。
辞書を開けば「幸福」とは「心が満ち足りていること」と記されている。その心を満足させるものは金銭、社会的地位、恋…。しかし、残念ながら人間は欲の塊を持つ。こう考えたら幸福の2文字が急に褪せてきた。
(編集長)