2025年8月号

花の開花はめでたいが…

我が家の桔梗が盛りだ。植え方が雑だったため、どれも窮屈のようだが、先の参院選もそれらと似たのか、全体的に“乱雑感”が垣間見られた。世界が目まぐるしさを増す中、問題も多いが、欲を言えば議員諸氏、失礼ながら桔梗並みの気品さがほしい。

桔梗は、6月末から露地とプランターの2カ所で花を咲かせている。その数、50点ほど。色は紫、白、そして少なめだがピンクも。植え方に知恵が回らなかったため、群生の彼女?たちからは、「混み入ってます!」といったクレームが聞こえてくる。

今夏の参院選、桔梗たちと比べるわけではないが、政党、団体などが雨後のなにやらの体で、あまりにも複雑、混雑過ぎた。候補者たちの声も大きかっただけで、主義・主張は平凡、耳障りが悪かった。響くものがさほどなかった、ということだ。

花々と違い、選挙はすぐに植えなおしはできない。まして参院は任期6年の長丁場。衆院と異なり、昔から長期的な議論ができる「良識の府」との別称もある。国内外、多難すぎる現今、当選者は当然とはいえ、真摯な職務遂行を忘れないことだ。

6~9月の毎朝、桔梗たちに「おはよう」の挨拶を欠かさない。どれも前日とは表情が変わっている。元々は秋の七草の1つだが、昨今は時期が早い。花の開花はめでたいが、国を動かす議員諸氏の早すぎる変節は褒められたものではない。(編集長)