2026年1月号

「ジャネーの法則」って?

 同輩たちから月日の流れが早すぎる、といった話をよく聞く。思わずうなずく。門松をいくつも越せば心理、体感的なモノも影響してくる。ならば早さを「緩くさせる」法は。書物には「常に夢、目標を持て」とあった。新年、“対応策”を探した。

 19世紀のフランスの哲学者ポール・ジャネの「ジャネーの法則」によると、「時間の長短について年少者には長く感じられ、年長者には短く感じられるという主観的な感覚」と記す。つまりは、心理現象。これが強く影響しているのだそうだ。

 噛み砕くと、子どもの場合は初めて体験することが多く、毎日のように新しい出会い、発見がある。対して年長になるに従いこれらが失われ、日々の生活の中で新鮮味もなくなるという考え方。だがこの法則には、批判や反論も少なくないらしい。
 時間は貴重であり、丁寧に使うもの。時には心理的にハイスピードを強いられることもあろうが、仕事や趣味の中で目標に向かって走っていれば心身の充実が図れ、そう嘆くことはないはず。早めの実践を。

 「締め切り厳守」の職を得て長い。時間との闘いで胃がやられ、クスリ頼みは1度や2度ではなかった。連日のパソコン打ちで目や肩に支障をきたすことも慢性化。そんなこんなだが、今は時間を得て歴史小説を開いては勝手に“端役”をもらい、文中に溶け込んでいる。(編集長)