給食事業などを手掛ける、若葉台、テンミールIWAKIは2月5日、市中央卸売市場に「市場食堂一平―IPPEI MARKET STUDIO―」をオープンさせた。閉店した小名浜の老舗料理店「割烹(かっぽう)一平」の味と思いを受け継いでいる。
割烹一平は1938(昭和13)年に創業。80年以上にわたり新鮮な魚介類を使った伝統・創作料理を提供し、市民だけでなく観光客らからも愛された。しかし、15年前の東日本大震災の影響などで閉店。
市中央卸売市場にはかつて市場内食堂があったが、時代とともになくなり、活性化を期待する声が上がっていた。これを受け、「一平」の関係者が経営するテンミールが、親しまれた味を受け継ぐ形での開店を模索してきた。
食堂で提供するのは、市場で仕入れた魚や野菜などを使った日替わりの「市場定食」や「市場弁当」など。3月頃までは、割烹一平の名物「あんこう鍋」を気軽に味わえる一杯に仕上げた「一平鮟鱇(あんこう)ラーメン」(税込み1,800円)も用意。当時の親方、長谷川隆さんも腕を振るっている。
店舗は中央棟2階、カウンター10席。地元出身のイラストレーターunpis(ウンピス)さんの明るいアート作品も。
営業は当面、木、金、土曜の午後2時まで。市場関係者向けは午前8時から、一般向けは同11時から。詳細は、同店(電話090―2974―6603)まで。

割烹一平の思いを継いだ中央市場内の食堂